2013年6月8日土曜日

テント泊はつらいよ。近畿最高峰 八経ヶ岳へ(天川川合~八経ヶ岳)

■日程:2013年6月1日・2日
■天候:曇り
■アクセス:下市口駅からバスで天川川合へ
■コース
1日目 歩行時間:4時間18分(休憩込み)
下市口駅 10:20発 → 天川川合 11:15着・11:20発 → 栃尾辻 13:40着 → 狼平 15:38着

2日目 歩行時間:7時間25分(休憩込み)
狼平 8:00発 → 弥山小屋 8:58着 → 八経ヶ岳 9:27着 → 弥山10:30発 → 狼平11:14着 → 栃尾辻13:05着 → 天川川合 15:25着・15:35発 → 下市口駅

<1日目> 天川川合〜狼平
ずいぶん前からテント泊の道具は揃っていて、あとはザックを担いでどこかへ出かけるだけでした。こないだのGWにどこかへ行くつもりが行けず、そうこうするうちに5月も終わり6月に。「いつ行くの?今でしょ!」というわけで、近畿最高峰の八経ヶ岳(大峰山)へ行ってきました。

朝5時に起床。ほぼ準備は出来ていたので、あと少しだけ横になっていようと思ったら2時間ほど寝てしまい、いきなり予定が大幅に狂いました。。。慌てて支度をして、ザックを担ぐといつもとは違う重さにテンションが下がりました。。。
食料や水に加えて、テント泊道具一式をつめこんだ初使用の65Lザックはこれまで経験したことのない重さで、これを背負って天川川合バス停から弥山小屋まで5、6時間歩くことを考えると気が重たくなりました。(今回参考にした『関西周辺 週末の山登りベスト120』のコースタイムは5時間55分だった)ちなみに出かける前にザックの重量を計ってみると17.5kgでした。

下市口駅からバスに乗って天川川合で下車。バスの進行方向へ進み、最初の信号を右に曲り、少し歩いた左手にある吊り橋を渡り、そのまま真っすぐ歩いて行くと登山口がありました。

登山口からしばらく続く坂道はちょっと辛かったですが、ほとんどは歩きやすい道でした。標識もあるので迷うこともなかったです。ただ、ザックが重いのでいつものようには登っていけませんでした。日帰りの山では使わなくなったトレッキングポールを今回は持っていったのですが、この2日間ほどこの道具がありがたいと感じたことはありませんでした。これがなかったら、上り下りともにかなり辛かったように思います。

天川川合から歩き始めて1時間30分ほどで一度林道に出ました。ここで昼食をかねて15分ほど休憩。ザックを地面に下ろすと、体が軽すぎて変な感じでした。ここから50分ほど歩くと栃尾辻に到着。ここでも5分ほど休憩。

栃尾辻から1時間ほどで狼平に到着。小屋の手前にテントが2つ張ってありました。
立派な小屋なので、どんな感じなのかと思って中を覗くと、食事中のお兄さんが2人いました。ちらっと覗いて、すぐに弥山小屋まで登るつもりだったのですが、やけに会話が弾んでしまい(その内、行きしなに追い越したご夫婦も到着)、結局、弥山小屋へは行かずに小屋の横にテントを張らせてもらうことにしました。それにしても、この小屋はしっかりとした造りで中もとても綺麗でした。二階もあったし。

テントは家の中で一度張ってみたことがあったので、フライシートを装着するところまではスムーズにいったのですが、ペグの打ち方で悩んでいたところ、小屋で話をしていたお兄さんが手伝ってくれて、無事設営することができました。(面倒なのでペグは全部使いませんでしたが)

晩飯はサタケのマジックライス「牛飯」とカップヌードルと菓子類。少し寒かったせいか、カップヌードルがとても美味しかったです。食後は、スタバのハウスブレンドの豆をポーレックスのミルで挽いて珈琲を飲みました。初日はこれをすることを一番楽しみにしてました。

夜は寒さのせいのもあってか、なかなか眠れませんでした。Tシャツの上にキャプリーン2ライトウェイトクルーを着て、その上にR1フルジップジャケットを着て寝袋にくるまってたのですが、寝袋はかなりゆったりとしてあまり密着感がないし、、、とにかく寒かったです。そもそも暖かい服を何も持ってこなかったのがまずかったのですが。。。

R1の上からレインジャケットを着ようとしたら、持ってくるのを忘れたことに気づきました。微妙な天気だったので、翌日雨が降ったらどうしようと少し心配に。。。(翌日は時々小雨が降っただけ)サーマレストのマットは51x119cmなので足元が寒かったのですが、愛用のロゴス 小さくたためるnano座布団のおかげで助かりました。

寝れないので、一冊だけ持ってきていた文庫本を読もうとするも、数行しか読む気が起こらず、何もすることがなりました。そうこうするうちに、いつの間にか寝てました。

IMG_1095
下市口駅

IMG_1098
吊り橋を渡る

IMG_1105
ここから登っていく

IMG_1106

IMG_1108

IMG_1117
一度林道へ出る。ここで昼休憩。
初使用のブラックダイヤモンド マーキュリー65

IMG_1120
栃尾辻

IMG_1126

IMG_1128

IMG_1131
分岐 左へ進む

IMG_1137
この吊り橋を渡ると狼平

IMG_1138

IMG_1139
狼平の小屋

IMG_1143
アライテント トレックライズ1

IMG_1144
晩飯

IMG_1145
ブラックダイヤモンド オービット

IMG_1146
サーマレスト プロライト スモール

IMG_1147
ポーレックスセラミック コーヒーミル ミニ

IMG_1149
イスカ ダウンプラス チロル

<2日目>狼平〜弥山小屋〜八経ヶ岳〜天川川合
6時起床。たぶん4時間ほど寝れた。朝食後に片付けをして、8時頃に弥山、八経ヶ岳へ向けて出発。どうせまた狼平に戻ってくるので、小屋にザックを置いていこうか迷った末、やはり持って行くことに。(今思えば置いていけば良かった)

1時間ほどで弥山に到着。さらに30分ほどで八経ヶ岳山頂に到着。これからまた登ってきた道を引き返して天川川合まで歩いて戻ることを考えると、近畿最高峰へ登ったぞというような感慨はあまりわかず、2、3枚写真を撮ってすぐに下山しました。

弥山に戻りすこし休憩をして狼平へ。小屋の横を流れる川のめちゃ冷たい水で顔を洗ってリフレッシュしてから出発。何度か休憩を繰り返しながら、どうにか天川川合まで戻りました。途中、膝などが痛くなることはなかったのですが、ザックを支える肩あたりがかなり痛くなってきて、ちょくちょくザックをおろして休憩せざるをえませんでした。

スタート地点の登山口まで下りてきて、吊り橋を渡り、右へ曲がった所に自動販売機があったので、ビールを買って飲みました。普段は全くといっていいほど酒は飲まないのですが、異常にのどが乾いていたので、めちゃくちゃ美味しかったです。

天川川合バス停に到着して、少し手前の店で買った煙草を半分ほど吸うと、かつて経験したことのない立ちくらみをして、かなり焦りました。(すぐに治まりましたが)どうにか転倒することなくバス停のベンチに座り、少しましになったところでバスが来たので、これに乗って下市口駅まで戻りました。

ひとりでテント泊をしたのは今回が初めてでした。正直、テント泊道具一式を詰め込んだザックを背負って長時間歩くことがこんなにつらいとは想像していませんでした(笑)しかしながら、初日にテントを張った後に、食事を作って食べたり、コーヒーを飲んだり、何をするわけでもなくテントの中でゴロッと寝転がったりしたのは、楽しいひとときでした。

IMG_9993


IMG_9996

IMG_9997
弥山へ出発。木の階段を登っていく

IMG_0002

IMG_0010
弥山小屋 かなりでかかった

IMG_0008
弥山頂上へ上るのをすっかり忘れていた。。。

IMG_0011
大峯奥駈道の標識

IMG_0017
八経ヶ岳山頂 1,915 m

IMG_0018
八経ヶ岳山頂

IMG_0019
山頂からの眺め

IMG_0023
オオヤマレンゲ

IMG_1151
さっきの階段を下りてまた狼平へ

IMG_1157

IMG_1161
スタート地点に戻ってきた

2 件のコメント:

anz さんのコメント...

初めまして。
素敵なテン泊ですね。

当方もいつか弥山までテン泊装備を
担ぎたいと思っていますが、
今はまだ力不足で修行中です・・・。

八経ヶ岳へは、オオヤマレンゲの見頃を
狙ってまた行きたいと思います。

それでは良い山ライフを。

kimagle さんのコメント...

anzさんコメントありがとうございます。

いえいえ、力不足のため非常にツラいテン泊になりました(笑)
今度、八経ヶ岳でテン泊する時は、歩行距離の少ない行者還トンネル西口から登ろうと思います(笑)